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WordPressなしでホームページは作れる?作れます。更新の形で向きが決まる
WordPressなしでも、ホームページは作れます。公開するのは、完成したページ(HTML)です。管理画面から毎日書き込む仕組みがなくても、会社案内やお知らせは載せられます。
金属加工の町工場では、5ページと月1回のお知らせだけでした。担当は社長お一人で、管理画面は月に1回開いていました。
作れるかどうかより、更新を誰がどう進めるかで向きが決まります。
結論から言うと、作れます
「WordPressなし」は、サイトがないという意味ではありません。サーバーに置くのは、文章と写真が入ったページです。訪問者が見るものは、ブラウザで開けるホームページとして同じです。
違うのは、社内で毎日使う管理画面の有無です。WordPressなしの場合、ページの中身を直す作業は、制作側がファイルを差し替える形になります。依頼者は、HTML(ページの中身を書く記述)を書く必要はありません。
ここでいうWordPressは、WordPress.orgが説明する、PHPで動くブログ公開・コンテンツ管理システム(CMS)です。公開の中心に、その管理画面とデータベースを置かない、という意味に近いです。
2026年10月9日に確認したW3Techsの調査では、追跡できているサイトの31.6%は、監視対象のCMSのどれにも該当しません。WordPressは全サイトの40.1%です。日々変わる数字ですが、「ホームページ=WordPress」ではないことは、資料の上でも確認できます。W3Techsは公開サイトを自動調査してCMSを推定するため、実態とずれるサイトもあります。
町工場のサイトは、トップ、会社案内、加工できる材質、設備写真、お問い合わせの5ページです。お知らせは、これまでブログに載せていた短い文を、月1本足します。記事は10本以上ありますが、同時に書く人はいません。原稿を送って公開してもらう運用で足ります。
では、具体的に何が載せられるのかを並べます。
WordPressなしで、一般的にできること
会社のホームページでよくある内容は、WordPressがなくてもページとして公開できます。ブログやお知らせも、1本ずつページを増やす形で載せられます。
| 内容 | WordPressなしでの形 | 補足 |
|---|---|---|
| 会社案内・サービス | 固定のページ | 構成は制作時に決め、あとから文章を差し替え |
| お知らせ・ブログ | 記事ごとのページ | 本数が多くても、同時編集がなければページで足せる |
| 採用・事例 | ページの追加 | 写真と文章のセットで公開 |
| お問い合わせ | フォームやメールリンク | 送信の仕組みは、別サービスと組み合わせることもある |
| スマホ表示 | レスポンシブなデザイン | 仕組みではなく、作り方の問題 |
検索に載せたい情報は、ページの文章と見出しで整えられます。GoogleのSEO Starter Guideでは、特定のCMSを入れることが前提にはなっていません。「サイトをWeb上に公開する」ことから始まる、と書かれています。サイトマップはCMSが自動で出す場合もありますが、必須ではない、ともあります。
「WordPressだから検索に強い」という話は、更新が止まったサイトには当てはまりません。どちらの方式でも、中身が古いと同じです。公開するファイルは、ブラウザが表示するHTMLのページです。WHATWGのHTML標準でも、WebページはHTML文書として説明されています。WordPressかどうかより、訪問者と検索のプログラムが読める中身かどうかが先です。
町工場では、設備の写真を差し替えたときだけ、ページ単位で直しました。お知らせは、短い文をメールで送り、公開まで任せています。

載せられることと、向きにくいことは別です。
WordPressなしだと、向きにくいことは何か
次に当てはまるなら、WordPressや専用の仕組みを残す理由が強くなります。ページが作れないわけではなく、更新の手順が現場の仕事と合わないときです。
- 複数人が、同じ日に管理画面から自分で投稿したい
- 下書きと公開を、サイトの中で役割分担したい
- 予約、会員、ショップが、今のWordPressの機能と一体になっている
- スタッフが、毎日ログインして空室や案件を載せている
金属加工の町工場には当てはまりません。逆に、不動産で4人が毎日物件を載せる現場では、管理画面が仕事の道具になります。向きの整理はWordPressのメリット・デメリットに書いています。
仕組みが決まったら、更新の流れを見ます。
更新は、WordPressなしだとどうなるのか
管理画面がないからといって、更新ができなくなるわけではありません。よくあるのは、次の2つです。
- 原稿を渡して公開してもらう。 「この文を載せてください」と送る。制作会社がページを直して公開します。
- 自社で直したいときは、別の更新の仕組みを足す。 AIへの指示で差し替える環境を用意する方法もあります。
よくあるご質問にもある通り、HTMLの知識は不要です。通常の更新は、連絡と原稿で足ります。
標準の保守では、月4記事までの公開、お知らせや軽微な修正、稼働確認、変更履歴の管理が、11,000円/月〜に含まれます。何が月額に入るかは、ホームページ保守で含まれる作業に分けてあります。
自社で直す道は、AIでホームページを自社更新できる?のとおり、決まった事実の反映向きです。初期構築は55,000円〜、使うAIサービスの料金は別です。

新規で作る場合と、今のWordPressから移す場合で、費用の入口が変わります。
新規制作と、WordPressからの移行
新規でWordPressなしに作る場合は、料金の「新規サイト・サイトリニューアルの制作」が330,000円〜です。小規模サイトは99,000円〜。ページ数や機能で個別見積になります。
今のWordPressを残したまま見た目を活かし、仕組みだけ変える場合は、「WordPressからHTML・CSSへの変更のみ」が220,000円〜です。小規模サイトは110,000円〜。手順と注意点はWordPressから乗り換えにあります。
どちらも、公開後は保守で更新を続けられます。移すかどうかの判断手順は、WordPressを続けるか、乗り換えるかに任せ、この記事では「作れるか」に絞っています。
相談の前に、次の3つをメモしておくと話が早いです。
相談の前に、何を書いておけばよいか
- 誰が、月に何回くらい直すか。 自分で管理画面を開くか、原稿を渡すか。
- 今のサイトで動いている機能。 フォーム、予約、会員、ショップの有無。
- 残したいページのアドレス。 検索や名刺に載っているURLです。
3つ揃えば、「新規でWordPressなしに作る」「今のサイトから移す」「WordPressを続けて整える」のどれが近いかが見えます。分からない項目は空欄で構いません。
サービスでは、少人数で運営し、更新を任せたいサイトと、多人数がCMSで書きたいサイトを分けて書いています。どちらを否定する記事ではありません。町工場のように、月1回のお知らせと5ページなら、WordPressなしで作る選択は十分あります。