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WordPressのメリット・デメリット。向くのは自分たちで更新するとき

WordPressのメリットとデメリットを左右に並べたイラスト。向く現場の判断を表すアイキャッチ

WordPress(管理画面から記事を書いて公開する仕組み)のメリットは、複数人が自分で投稿できることです。デメリットは、本体・テーマ・プラグインの更新が、公開したあとも続くことです。

不動産の店舗では、空室をスタッフ4人が毎日直していました。管理画面がないと、掲載が止まります。別の会社は、月1回のお知らせだけでした。

向くかは、この更新の形で分かれます。記事の本数では決まりません。

WordPressのメリットは、どこにあるのか

WordPressの中心は、管理画面です。ブラウザから入り、文章と写真を置いて公開できます。HTMLを書かなくても、担当者がページを増やせます。

この便利さが仕事になるのは、更新する人が複数いて、自分のタイミングで載せたいときです。予約や会員のように、文章以外の機能を足したいときも同じです。

現場でメリットとして残るのは、次の4つです。

  • 複数人が、同じ日に投稿できる。店舗や担当ごとに、自分の原稿を入れられます。
  • 下書きと公開を、役割で分けられる。書く人と、公開する人を分けられます。
  • お知らせや事例を、現場のペースで載せられる。制作会社の返信を待たずに公開できます。
  • 予約や会員を、プラグイン(機能を足す追加プログラム)で足せる。専用の仕組みを、一から作らなくてよいことがあります。

不動産の店舗では、スタッフ4人が担当物件を当日中に載せていました。写真、賃料、入居時期です。店長は公開前に文言だけ見ます。管理画面がないと、原稿をメールで集める作業が毎日残ります。

ここでは、有名であることがメリットではありません。管理画面を、仕事の道具として毎日開いていることです。

便利さの裏側には、公開後も続く世話があります。

WordPressのデメリットは、何が増えるのか

引き受けるのは、サイトの中身だけではありません。WordPress本体、見た目の型(テーマ)、足した機能は、それぞれ更新が来ます。止めたままにすると、表示が崩れたり、ログイン画面が狙われやすくなったりします。

月に1回しか文章を直さない会社でも、更新の通知は届きます。ページを開いていない日も、仕組みの世話は残ります。

負担になりやすいのは、次です。

  • 更新のたびに、表示を確認する人が要る
  • プラグイン同士の相性で、直した直後に崩れることがある
  • 使っていない機能も、更新の対象に残る
  • 保守の時間の一部が、文章ではなく、仕組みを動かし続ける作業になる

WordPressそのものが、すぐに不適切という話ではありません。毎月更新できるなら、仕組みを続けてよい現場はあります。負担が大きくなるのは、更新を止めたまま残しているときです。

どの方式でも、リスクをゼロにはできません。HTMLサイト(完成したページをそのまま公開する方式)で減らせるのは、公開ページのそばで動かすプログラムの量です。考え方はセキュリティに書いています。

WordPressのメリットとデメリットを左右に並べた図。投稿の自由と、公開後の更新
得られるのは投稿の自由です。引き受けるのは、公開後の更新です。

メリットと負担を並べたら、どちらの現場で差が出るかを見ます。

メリットが生きる現場と、負担の方が大きい現場

同じWordPressでも、開く頻度で意味が変わります。毎日使う会社では、投稿の自由がそのまま仕事になります。月に1回だけの会社では、自由より世話の方が残りやすいです。

記事の本数は、この表のあとで見ます。先に書くのは、誰が、どのくらいの頻度で管理画面を開くかです。

更新の形メリットの出方負担の出方
複数人が、毎日自分で書く当日中に掲載できる更新作業は、仕事の一部として回る
下書きと公開を、役割で分ける確認してから出せる権限の設定を、誰かが持つ
予約・会員・ショップが本体機能を追加で足せるその機能の世話も続く
担当は1人。月に1、2回自分で書けるが、使う日が少ない更新通知と確認が残る
直すのは制作会社だけ過去の記事は残せる管理画面を残す理由は弱い

不動産の4人は、表の1行目です。管理画面が止まると、空室の掲載が止まります。

対照は、会社案内が中心の現場です。完成写真を、事務の方が月に1本足します。ログインは1人です。自分で投稿できる機能は、ほとんど使っていません。残っているのは、更新の通知です。

予約が受付の手順と一体なら、話は別です。プラグインを外すと、現場の仕事が変わります。ページの見た目と、予約の仕組みは分けて見た方が安全です。

複数人が毎日更新する現場と、月1回だけ直す現場を比べる図
同じ仕組みでも、開く頻度でメリットの大きさが変わります。

向き不向きが見えたら、よく聞く理由を一つずつ確認します。

「WordPressの方がよい」と言われる理由は、本当か

相談で繰り返される理由は、4つに分かれます。条件がつくと、メリットのままでは残りません。それぞれ、何を見ればよいかを先に置きます。

検索で上に出やすいのか

順位を分けるのは、読まれるページがあるか、サービスや住所が今と一致しているかです。仕組みの名前は、順位の理由にはなりません。WordPressでも、HTMLサイトでも、中身が古ければ同じです。

無料でつくれるのか

ソフト自体は、無料で使えます。サーバー、見た目の型、公開後の更新、直す人の時間は別です。初期が安く見えても、世話の時間が毎月残ることがあります。

使っている会社が多いから安心なのか

利用が多いと、操作の情報は見つかりやすいです。自社で何人が管理画面を開くかとは、別の話です。多さは、向き不向きの代わりにはなりません。

記事が多いと、WordPressが必要なのか

載っている本数と、同時に編集する人数は別です。多い記事を残すことと、10人が同じ日に書くことは、同じ作業ではありません。分け方はWordPressを続けるか、乗り換えるかに書いています。

理由の切り分けができたら、選ぶ前に書き出す項目を置きます。

選ぶ前に、何を書き出せばよいか

次の5つが揃うと、WordPressを活かすか、別の形にするかが見えます。理想の運用ではなく、先月の実績で書いてください。空欄があっても、その項目が次の確認になります。

  1. 公開後、誰が管理画面に入るか
  2. 同じ週に入る人数
  3. 自分で載せたいもの(お知らせ、空室、事例、採用)
  4. 予約、会員、ショップが、今の仕事と一体か
  5. 更新を止めたとき、誰が直すか

進め方は、3つに分かれます。

  • 複数人が自分で書く。 WordPressを使い、更新の担当を決めます。
  • 月に数回を、原稿で渡す。 HTMLサイトと保守で足ります。管理画面を残す理由は弱くなります。
  • 予約や会員だけが本体。 その機能と、会社案内のページを分けて考えます。

見た目を残して仕組みだけ変える場合、起点は料金の「WordPressからHTML・CSSへの変更のみ」で220,000円〜です。小規模サイトは110,000円〜。移したあとの更新は、標準の保守で11,000円/月〜、月4記事までが目安です。今のWordPressを整えて続ける見積もりと、並べて比べてください。手順の詳細は乗り換えにあります。

続けるか移すかの判断手順は、別の記事に分けています。この記事で先に見るのは、メリットが仕事になっているかどうかです。

運営

作村 景理

SONOSVIEW代表。エックスサーバー勤務を経て独立し、Webサイトの制作と、公開後の保守をしています。

運営者情報

誰が、何を更新しているか教えてください。

WordPressを活かす案と、仕組みをシンプルにする案の両方から整理します。見積もりは無料です。