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AIでホームページを自社更新できる?向く作業と任せた方がよい作業
AIに頼めば、営業時間やお知らせの修正は自分たちで直せます。ただし向くのは、変える内容がすでに決まっている作業だけです。
ある整骨院で、事務の方がチャットのAIに「日曜も診療すると書いて」と頼みました。返ってきた営業時間の表は整っていましたが、木曜の午後休が消えていました。
この記事では、AIでの更新が向く作業と、人が先に決める作業を分けます。お任せと自社更新の違いも、料金に沿って書きます。
なぜ「AIに言えばページが直る」では足りないのか
整骨院の件を、もう少し詳しく書きます。事務の方は、HTML(ページの中身を書くファイル)を触ったことがありません。直したかったのは、トップに出ている営業時間の1行だけでした。
チャットに聞けば直る、と考えたのは自然です。実際、文章はすぐ出ます。ただ、AIは渡されていない曜日まで、よくある院の形で埋めました。AIは親切に補ってくれたのですが、今回は、その親切が裏目に出ました。
AIは、文章を作るのが速いです。足りないのは速さではなく、今のサイトに書いてある事実を、頼まれた範囲だけ変えることです。
現場で起きるすれ違いは、だいたい次の3つです。
- 直したつもりの隣まで変わる。 日曜の行を足したのに、木曜の午後休が消える。
- 見た目の指示まで入る。 「読みやすく」と頼むと、余白や文字の大きさが、ページごとに揃わなくなる。
- 公開の前に、スマホで見ていない。 パソコンでは1行だった文言が、折り返してボタンにかぶる。
どれも、担当者が怠っているから起きるのではありません。チャットの返事と、いま公開されているページは、別の場所にあるからです。返事をコピーして貼るだけでは、元のページの他の行は守れません。
文案と公開が別なら、頼み方にも2通りあります。
更新の頼み方は、何が違うのか
従来のWordPress(管理画面から記事を書いて公開する仕組み)は、担当者がログインして、自分で書いて公開します。鍵付きのノートに、自分で書き込むイメージです。
SONOSVIEWが用意している自社更新は、管理画面の代わりに、AIへの指示を使います。
- 担当者が、普通の言葉で頼む。「日曜 9時から13時を足す。木曜の午後休はそのまま。」
- AIが、HTMLやCSS(見た目の指定)の、該当する行を直す。
- 変更履歴(いつ、何を直したかが残る記録)が残る。
- 表示を確認してから公開する。
たとえるなら、印刷所に「この1行だけ刷り直して」と電話する形です。自分で版を切る必要はありません。刷り上がりを見てから、店頭に出す人は必要です。
お任せの場合は、この電話をSONOSVIEWが受けます。原稿と写真を送り、ページにする作業は月額の中です。AIの契約は要りません。
チャットで文章をもらうことと、サイトのファイルを直すことは、ここが違います。文章だけなら、どのAIでも出ます。ファイルの特定の行を直し、直した記録を残し、公開前に戻せる状態にするには、そのための環境が要ります。

では、この2通りで料金はどう変わるのでしょうか。金額は目安です。
お任せと、自社更新を足す場合で、何が変わるのか
料金では、更新の頼み方を2つに分けています。
| お任せ | 自社更新を加える | |
|---|---|---|
| 月額の目安 | 標準保守 11,000円/月〜(月4記事まで) | 同じ保守に、自社で直す分を足す |
| 初期に足るもの | 制作、または乗り換えの費用 | AI更新環境の構築 55,000円〜 |
| AIの利用料 | 不要 | AIサービス側の料金が別途 |
| 向く更新 | 原稿を送って、載せてもらう | 営業時間やお知らせを、自分のタイミングで直したい |
| 公開前の確認 | 内容と表示を、こちらで確認して公開 | 変更を記録し、人が確認してから公開 |
更新が多い企業向けの保守は、22,000円/月〜です。目安は月8記事です。記事の本数で、AIが必要かどうかは決まりません。本数は、こちらが載せる量の目安です。
自社更新を足す理由は、「ツールが新しいから」ではありません。待っていられない修正が、月に何度かあるときです。ほとんどないなら、原稿を送るお任せで足ります。
どんな依頼なら、AIに渡してよいか
ここでは、実際にありそうな依頼を3つ取り上げます。見るのは、直す内容が依頼の中に全部入っているかどうかです。AIの性能ではなく、依頼の形で、渡してよいかが決まります。
営業時間の1行は、向く
「日曜 9:00–13:00 を追加。木曜午後休はそのまま。トップと、アクセスのページの両方。」
変える事実が、依頼の中に全部入っています。AIが想像で埋める余地が少ない。公開前に見るページも、2つと決まっています。
私たちが最初に確認するのは、依頼にない曜日が変わっていないか、です。チャットの文章が整っていても、そこは人が読みます。
お知らせの下書きは、途中まで向く
「10月12日は臨時休診。理由は設備点検。文は4行まで。」
下書きまでは向きます。日付と理由は、院の側にしか分かりません。AIは、点検がない日にも「ご不便をおかけします」を足したり、再開時刻を作ったりします。事実は短く残し、感想を足すなら人が足します。
そのまま公開しない、がこの依頼の条件です。下書きと公開の間に、担当者の一読を入れます。
新しいコースのページは、まだ向かない
「新しいコースのページを、それっぽく作って。」
値段、所要時間、誰向けか、写真、予約ボタンの行き先が、まだ決まっていません。決まっていない部分を、AIはそれらしい文で埋めます。ページとしては見えます。中身は、まだ院の決定ではありません。
新規ページは、料金でも大幅な追加として別見積りになりやすい作業です。月額の保守や、AIへの一言では収まりません。線引きは保守に含まれる作業に書いています。
3つの差は、決めたことを渡しているか、まだ決めていないことを埋めさせているか、です。では、公開の直前には何を見ればよいのでしょうか。
公開の前に、人は何を見ればよいか
AIが直したファイルは、確認してから公開します。見るのは次の4つで足ることが多いです。
- 事実:料金、時間、氏名、資格、住所。チャットに書いていない数字が混ざっていないか。
- 範囲:頼んだ行以外が変わっていないか。余白や文字の大きさまで変わっていたら、一度戻します。
- 画面:パソコンとスマホ。ボタンが文章に隠れていないか。
- 戻せるか:変更の履歴が残っていて、直前の状態に戻せるか。
フォームの送信先、予約、会員ログイン、決済は、この4つでは足りません。つまり、画面が同じでも、送られる先が変わっていることがあるのです。この種類は、自社のチャットだけでは確認しきれません。
法令、医療、税務のように、誤りの影響が大きい文も同じです。整骨院の臨時休診の日付は、院が確認できます。治療の効果を断定する文は、確認の仕方が違います。AIの文章が自然でも、事実の責任は公開する側に残ります。
WordPressの管理画面が向いている会社もあります。複数人が下書きと承認を分けている、会員や予約をプラグイン(機能を足す追加プログラム)で動かしている、といった場合です。その判断はWordPressを続けるかに分けて書いています。AIでの更新は、その代わりを全員に押しつけるものではありません。

ここまで読むと、「結局、全部自分たちでやるのか」と思われるかもしれません。
「自分で全部やる」と「環境だけ足す」は、どう違うのか
自社更新と聞くと、制作会社をやめて、担当者がコードを書く話だと思われることがあります。SONOSVIEWの自社更新は、そこまでではありません。
残るものは、次のとおりです。
- サイトが開いているかの確認と、変更履歴の管理は、月額の保守に含められます。
- 原稿が決まっているお知らせは、これまでどおり送ってもらえます。
- 当日中に直したい1行だけ、担当者がAIに頼みます。
外れるものは、次のとおりです。
- 記事の企画、取材、最初からの原稿作成
- デザインの作り直し
- 新しいページを、内容が決まる前に増やすこと
つまり、日常の短い修正の一部を自社に戻し、壊れやすいところと、まだ決まっていない制作は残す、という分け方です。全部を内製にすることと、直したい1行の待ち時間を短くすることは、別の目標です。
チャットの画面だけを契約していて、公開中のファイルとはつながっていない状態もあります。この場合、文章は速く作れますが、ページへの反映は人がコピーするか、制作側へ送ることになります。
SONOSVIEWのAI更新環境は、AIへの指示が公開中のファイルに届き、変更履歴が残るところまでを用意します。構築は55,000円〜で、AIサービスの利用料は別です。
最後に、相談の前に手元へ置いておくものを3つ挙げます。
相談する前に、何を決めておくと話が早いか
次の3つが決まっていると、お任せのままにするか、自社更新を足すかが、その場で切り分けられます。
- 月に直したいものの種類。 お知らせだけか、料金表か、写真の差し替えか。
- 誰が最終確認するか。 名前が一人でもあると、公開の責任が空になりません。
- 待っていられない修正が、月に何回あるか。 ほとんどないなら、原稿を送るお任せで足ります。当日中に直したいものが続くなら、自社更新を足す理由になります。
AIの操作に慣れている必要はありません。必要なのは、直す文章を自分の言葉で言えることです。「いい感じで」ではなく、「日曜の午前を足す。木曜の午後休は残す」まで言えると、確認も短くなります。
写真は、AIが作れない情報です。院の外観、施術の様子、スタッフの顔は、撮ったものを渡します。文章の下書きと、写真の有無は、別々に数えた方が見積もりが読みやすくなります。
結局、AIで更新してよいのはどこまでか
AIでホームページを更新することはできます。できる範囲は、決まった事実を、決まったページへ反映することです。
構成を考えること、まだ決めていないサービスをページにすること、フォームや予約の仕組みを触ることは、別の作業です。そこは人が決めるか、制作側に渡します。
SONOSVIEWでは、原稿を送ってもらうお任せと、AIへ指示して自分たちでも直せる環境を、両方用意しています。どちらが合っているかは、更新の回数より、誰が何を待たずに直したいかで決まります。
今の更新で困っていることを、無料の相談で教えてください。お任せのままにする案と、自社更新を足す案を、両方から整理します。