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ホームページ制作費用の相場はいくら?料金の内訳をWeb制作会社が解説
制作会社へホームページを頼むと、見積もりは10万円台から数百万円まで開きます。金額の目安になるのが、Web制作の相談窓口「Web幹事」が公表している発注データです。2022年1月から2023年12月に、同社経由で発注された新規制作846件では、平均が82.5万円、中央値が43.4万円。50万円以下が57%でした。
平均だけを見ると「80万円くらい」に見えます。中央値の方が、真ん中の案件に近い数字です。高い案件が平均を引き上げています。
初めて会社案内をつくるなら、最初に見るのは総額の安さではありません。50万円前後で、原稿、写真、公開後の更新がどこまで含まれるかです。30万円だから粗く、100万円だから安心、という並びにはなりません。目的に対して、誰が何をやるかが合っているかが先です。
相場は、平均ではなく中央値で見る
Web幹事の数字は、日本中の制作案件を集めた統計ではありません。同社のサービスを通った新規制作846件です。地域も業種も混ざっています。その前提で、分布は次のとおりです。
| 発注費用 | 割合 |
|---|---|
| 50万円以下 | 57% |
| 51〜100万円 | 23% |
| 101〜200万円 | 13% |
| 201〜300万円 | 3% |
| 301万円以上 | 4% |

出典は、Web幹事「ホームページ制作の平均費用相場(2024年・全国版)」です。調査期間は2022年1月〜2023年12月、対象は同社経由の新規制作846件です。税込か税別かは、公表資料には書かれていません。
半数以上が50万円以下です。一方で100万円を超える案件も2割あります。同じ「ホームページ制作」でも、名刺がわりの数ページと、採用や予約まで含むサイトでは作業が違います。
相場の記事で「○万円です」と一つに決めてある場合は、どの種類のサイトの、どの作業範囲の話かを確認してください。
金額が開くのは、サイトの種類より作業範囲
検索結果には、企業サイト、ランディングページ、採用サイト、ECで料金表が並びます。種類で幅が出るのは事実ですが、見積もりを読むときに効くのは種類の名前より、次の作業が誰の担当かです。
- 何を載せるページかを決める
- 文章を書く
- 写真や図を用意する
- デザインをつくる
- ページとして組む
- フォームや予約など、動く機能を入れる
- サーバーへ公開する
- 公開後に文章や写真を差し替える
会社案内でも、文章と写真を自社で用意し、ページ数が少なく、フォームが一つなら、見積もりは数十万円に収まりやすくなります。同じ会社案内でも、サービスごとにページを分け、取材して原稿を書き、写真を撮り、採用ページまで入れると、100万円を超えることが普通に起きます。
ランディングページは1ページでも、構成と検証に時間をかけると会社案内より高くなることがあります。ECや会員登録、予約の在庫管理は、ページを増やす作業ではなく仕組みの制作です。ここから先は「ホームページの延長」では見積もれません。
30万円と100万円のホームページは、何が違うのか
30万円と100万円は、仕上がりの良し悪しを表す数字ではありません。入っている作業の厚さが違います。現場で見ると、だいたい次の分かれ方です。
| 見ているもの | 30万円前後で収まりやすい条件 | 100万円前後になりやすい条件 |
|---|---|---|
| ページ | 会社概要、サービス、お問い合わせなど数ページ | サービスごと、実績、採用まで分ける |
| 構成 | こちらがページ構成の案を出す | ヒアリングからサイトの設計をする |
| デザイン | 型に沿って組む。トップも下層も同じ型 | トップから下層まで新規に設計する |
| 文章 | 支給された原稿を載せる | 話を聞いて原稿を起こす |
| 写真 | 手持ちの写真を使う | 撮影や図の作成が入る |
| 動き | お問い合わせフォームが中心 | 予約、検索、会員、多言語などが入る |
| 公開後 | 更新は別契約か、自社で直す前提 | 公開前の調整が多く、更新の担当も決める |

30万円で「オリジナルデザイン、原稿作成、撮影、毎月の更新、SEOの改善」まで含まれていたら、どこかが薄いか、ページ数がかなり少ない可能性があります。逆に100万円でも、ページ数が多く、原稿と撮影が別会社だと、デザインと組み込みだけではその金額になることがあります。
高い見積もりが丁寧とは限りません。低い見積もりが手抜きとも限りません。確認するのは、公開した日に「誰が、どのページを、どの素材で仕上げるか」が埋まっているかどうかです。
見積もりに入りやすいもの、別になりやすいもの
制作会社によって項目名は違います。中身は、次のように分かれやすいです。
入りやすいもの:
- ページ構成の相談
- デザイン
- HTML、CSS、必要ならJavaScriptでの組み込み
- スマートフォンでの表示
- お問い合わせフォーム
- 公開作業
- タイトルや見出しなど、公開時の基本的な設定
別になりやすいもの:
- 文章の執筆、取材
- 写真撮影、イラスト、動画
- ロゴや紙もののデザイン
- 予約システム、会員機能、ネットショップ
- 公開後の文章差し替えや記事の追加
- サーバーとドメインの利用料
- 広告の運用
「ホームページ一式」とだけ書いてある見積もりは、上のどれが入っているか聞き直した方が安全です。後から「原稿は御社で用意する前提でした」となると、公開日がずれます。これは金額のトラブルというより、作業範囲のすれ違いです。
修正回数も見てください。「デザイン案は1案、修正は2回まで」と書いてある会社と、回数の記載がない会社では、同じ総額でも後半の負担が違います。回数が書いてない見積もりは、こちらが何度直しても同じ、という意味ではありません。
費用を動かす要因
ページ数
ページが増えると、デザインを当てはめて終わるわけではありません。各ページで見出し、文章、写真、リンクの確認が発生します。同じデザインの下層が10ページあるのと、レイアウトが全部違う10ページでは工数が違います。
見積もりの「1ページ」が、トップページと同じ厚さなのか、短い案内ページなのかも聞いてください。トップは下層より時間がかかることが多いです。
デザイン
テンプレートや既存の型を使うと、ゼロから画面を考える時間を減らせます。その分、他社と似た印象になることはあります。オリジナルで進めると、余白、文字、写真の位置をページごとに決めるので費用は上がります。
どちらが上、ではありません。会社案内として必要な信頼が、型で足りるなら型で問題ありません。事業の印象そのものをサイトでつくるなら、型だけでは足りないことが多いです。
WordPressを入れるか
WordPressのソフト自体は無料です。費用が乗るのは、テーマの調整、プラグインの選定、管理画面の権限、フォームやバックアップの設定です。
入れたから安くなるわけでも、高くなるわけでもありません。管理画面から複数人が投稿するなら、その作業を自社でできる対価としてWordPressは合理的です。ほとんどログインしない会社案内なら、管理画面を置くことで、公開後の更新作業が増えるだけになることもあります。
向いているのは、次のようなサイトです。
- 複数の担当者が、それぞれ管理画面にログインする
- 投稿者と管理者で権限を分けたい
- ネットショップ、会員、コミュニティなど、WordPressの機能を使う理由がある
- すでに更新の担当と手順が決まっていて、困っていない
記事の本数が多いことだけでは、WordPressを選ぶ理由になりません。この切り分けは、サービスとよくあるご質問にも書いています。
写真撮影とライティング
手持ちの写真と、支給された文章で進められるなら、制作費の多くは設計とデザインと組み込みです。ここが空いていると、制作会社は「何を載せるか」から入るので、ページ数以上に時間を使います。
撮影を外注すると、半日で数万円、場所やカットが増えると十数万円が別見積もりになることがあります。これは相場の調査値ではなく、現場で別料金になりやすい、という意味での目安です。記事用の写真をあとから足すより、トップで使う写真を先に決めた方が、デザインのやり直しは減ります。
文章も同じです。1ページの原稿を制作会社が書く場合は、ヒアリングと構成の時間が乗ります。自社で書いた文章を渡す場合は、その費用は下がりますが、見出しの整理や、事実と異なる表現の確認は残ります。
SEO
見積もりの「SEO対策込み」は、中身を分けて聞いてください。公開時にやるのは、各ページのタイトル、説明文、見出しの順番、サイトマップ、スマートフォンでの表示、明らかな表示速度の問題の確認です。これは制作の一部です。
公開後に、検索されたい言葉で記事を書き続けるのは別の仕事です。企画、取材、執筆まで含むなら、制作費とは別に見積もるのが普通です。SONOSVIEWの料金でも、記事の企画・取材・本格的なライティングは月額保守とは別です。
お問い合わせフォーム
会社案内なら、メールで届くフォームが一つ、という構成が多いです。これ自体は大きな追加になりにくいです。
金額が動くのは、次が入ったときです。
- 予約カレンダーや担当者ごとの空き
- ファイルの添付
- 会員登録
- 外部の顧客管理ツールへの自動連携
- 見積もりシミュレーション
フォームは公開して終わりではありません。迷惑な送信が届くので、受け側の確認が残ります。何を守り、公開後に誰が見るのかは、セキュリティの考え方で扱っています。
サーバー、ドメイン、SSL
制作費と、サイトを置き続ける費用は別です。ドメインの取得と更新は、ドメインの管理会社へ支払います。サーバーはレンタルサーバー会社へ支払います。SONOSVIEWの制作費には、この利用料は含まれていません。公開先は、基本的にエックスサーバーなどの既存のレンタルサーバーです。
2026年10月7日に確認したエックスサーバーの料金では、スタンダードプランの初期費用は0円、36ヶ月契約の月額は990円(税込)です。契約月数が短いと月額は上がります。キャンペーン価格は期間で変わるので、ここでは通常料金だけを書いています。
会社案内で使うSSLは、レンタルサーバーに付いている無料の証明書で足りることが多いです。指定の有料証明書が必要なら、その分は別です。
公開後の更新と保守
制作費だけで比較すると、公開した翌月からの費用が見えません。見るのは次の合計です。
- 最初の制作費
- サーバーとドメイン
- 保守の月額
- 文章や写真を直す人の時間
更新が月に数回あるサイトでは、担当者が管理画面を開く時間もコストです。制作会社へ毎回メールで頼むなら、そのやり取りの時間もコストです。初期費用が安くても、直すたびに別料金で、担当者が手順を覚えていないと、1年後の総額は逆転します。
保守の見積もりでは、「セキュリティの見守りだけ」なのか、「文章の差し替えが月に何回まで含まれる」のかを分けてください。同じ月額1万円でも、中身が違います。
公開したあとに、実際に起きる作業
WordPressで公開しているサイトでは、制作が終わったあとに次の作業が残ります。
- WordPress本体、テーマ、プラグインの更新
- PHPのバージョンを上げたときに、画面やフォームが壊れていないかの確認
- プラグイン同士の相性
- バックアップと、壊れたときの戻し方
- 管理画面へのログインを、必要な人だけに保つこと
- 迷惑なフォーム送信
本体の更新を後回しにすると、ある日の更新で画面が崩れることがあります。崩れないように更新するのが保守の仕事です。ソフトが無料でも、この確認は無料になりません。
HTMLを中心にしたサイトでは、公開している場所に管理画面、データベース、プラグインを置かないので、上の更新作業の多くは減ります。その代わり、文章を直すときはHTMLを変更し、変更の履歴を残し、表示を確認してから公開します。保守が不要になるわけではありません。作業の種類が違います。
どちらが優れているか、ではありません。複数人が管理画面から投稿するならWordPressが合います。少人数で、更新は制作会社へ頼むか、必要なときだけ自社で直すなら、管理画面を置かない構成でもページは増やせます。
SONOSVIEWに依頼する場合の料金
ここからは、当サイトの料金に掲載している金額です。2026年10月7日時点の内容で、税込です。ページ数や機能で個別見積もりになります。最新は料金ページを確認してください。
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| 新規サイト、サイトリニューアル | 330,000円〜(小規模サイトは99,000円〜) |
| WordPressからHTML・CSSへの変更のみ | 220,000円〜(小規模サイトは110,000円〜) |
| 標準の保守管理 | 11,000円/月〜 |
| 更新が多い場合 | 22,000円/月〜 |
| AI更新環境の構築 | 55,000円〜。AIサービスの利用料は別 |
| 大きなページ追加 | 11,000円〜/ページ |
標準の保守には、月4記事までの公開、お知らせ、文章や画像の軽い修正、サイトが開いているかの確認、変更履歴の管理が含まれます。22,000円のプランは、月8記事程度を目安に、更新量で相談します。
記事の企画、取材、本格的なライティング、大幅なデザイン変更、新しいページの制作は別見積もりです。月額の「記事公開」は、いただいた原稿と画像をページにして公開する作業です。
運用は二つあります。
- 通常運用(お任せ): 更新の依頼を受けて、こちらが公開します。月額の保守費用だけで、AIの契約は不要です。
- 自社でも直す場合: 保守費用に加えて、AI更新環境の初期構築費と、使うAIサービスの利用料が必要です。Claude Codeなどをすでに使っていて、条件が合う場合は、その契約を使えます。
自社更新の流れは、担当者がAIへ修正を頼み、内容を確認し、公開を頼む、です。変更は履歴に残します。AIに頼めば保守が不要、にはなりません。確認と公開の責任は人の側に残します。
小規模向けの99,000円〜は、通常の330,000円〜より作業範囲を絞った起点です。何ページまで、とは料金ページに書いていないので、ページ数と原稿の有無を聞いたうえで見積もります。さらに費用を抑えた制作や保守の相談も受けています。金額は内容を聞いてから出します。
WordPressのサイトを、見た目はそのまま、中の仕組みだけHTMLとCSSへ移す場合は220,000円〜です。デザインを大きく変える、ページが多い、特別な機能がある場合は別見積もりです。詳細はWordPressから乗り換えに書いています。
進め方は、導入の流れのとおりです。目的と、今誰が更新しているかを聞いて、WordPressのままが合うか、シンプルな構成が合うかを分けて提案します。
見積もりを並べて確認すること
相見積もりを取るなら、総額を並べる前に、次を同じ質問で聞いてください。
- ページ数と、トップ以外のページの扱い
- 文章は誰が書くか。支給なら、直す回数は何回か
- 写真は支給か、撮影が入るか
- スマートフォン表示は含まれるか
- フォームの通知先と、迷惑送信への対応
- サーバー、ドメイン、SSLは誰の契約か
- 公開後の文章修正は月額に何回含まれるか
- デザインのデータは、どこまで納品されるか
- 制作後に、同じ担当へ連絡が取れるか
最後の二つは、金額の行には出ません。公開後に制作会社を変えるとき、データがなく、構造も担当者の記憶だけ、という引き継ぎはよく起きます。契約のときに、納品物と連絡窓口を残しておくと、次の見積もりが読みやすくなります。
補助金は年度で条件が変わるので、相場の根拠にはしません。使えるかどうかは、制作の中身が決まってから制度のページで確認してください。
目的が「住所と事業内容が分かればよい」なら、ページ数を絞った構成で足ります。採用や問い合わせをサイトの仕事にするなら、原稿と写真と、公開後に誰が直すかまで含めて予算を見てください。初期費用の安さだけで選ぶと、更新のたびに止まるサイトになりやすいです。