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保守・セキュリティ

ログイン画面のないホームページとは。更新は原稿を渡す形になる

玄関が一つの家のイラスト。公開サイトに管理画面のログインを置かないホームページを表すアイキャッチ

ログイン画面のないホームページは、訪問者が見られないサイトではありません。公開するページに、記事を書く管理画面を置かない、という意味です。

例えば、地域の内科クリニックを想定します。事務の方お一人が、月2回、休診と健診のお知らせを載せます。

管理画面のパスワードは年に一度忘れ、更新の通知メールは開いていません。その使い方なら、ログイン画面は公開側に置かなくて済みます。

ログイン画面がないのは、管理画面を公開側に置かないこと

「ログイン画面がない」と聞くと、サイトに入れない、と思いやすいです。違いは、誰のための画面かです。

訪問者が見るのは、診療時間やお知らせのページです。ログインが要るのは、中身を書き換える人だけです。WordPress(管理画面から記事を書いて公開する仕組み)では、その画面がサイトの住所の奥に置かれます。アドレスの末尾が `/wp-admin/` になっていることが多いです。別のアドレスに変えているサイトもあります。

この記事でいう「ない」は、その奥の画面を置かないことです。サーバーに置くのは、文章と写真が入ったページです。CMS(中身を管理画面から更新する仕組み)は、公開しているサイトには置きません。

先の内科なら、トップ、診療案内、医師紹介、アクセス、お問い合わせの5ページです。お知らせは月2本で、同時に書く人はいません。

ブックマークにログイン用のアドレスがあっても、患者の画面に出ているとは限りません。フッターの「ログイン」や、`/wp-admin/` を開いて画面が出るなら、公開側に管理画面があります。

なくなる入口と、残るログイン

なくなるのは、公開サイト上の管理画面です。WordPress本体、見た目を足すテーマ、プラグイン(機能を足す追加プログラム)、記事をしまうデータベースも、公開側には置きません。

画面を隠しただけでは、プログラムは残ります。アドレスを知っている人は、開けることがあります。パスワードの再設定や、本体の更新通知も、その画面がある限り届きます。公開側にWordPressがなければ、そのサイト向けの更新通知は来なくなります。サーバーの料金や証明書の連絡は、別です。

セキュリティの考え方は、かぎを増やすより、入ってくる場所を少なくすることです。管理画面が公開側になければ、不正ログインの入口もありません。プラグインの不具合や、データベースへの攻撃も、公開側では守る対象から外れます。

「絶対に安全」ではありません。サーバー、フォーム、外部のサービスは、これからも見守ります。心配をゼロにする話ではなく、狙われやすい入口を最初から持たない、という話です。

残るログインは、公開ページとは別の場所にあります。

場所ログイン使う人
公開ページなし患者や訪問者
記事を書く管理画面公開側には置かない原稿を渡す人、または指示で直す人
レンタルサーバーのパネルあり契約者と制作側
メールあり院のアドレスを使う人
お問い合わせの受信サービスによる届いた内容を見る人

患者がお問い合わせを送るとき、ログインは不要です。届いた文を見る画面は、フォームのサービス側に残ることがあります。

公開サイトから外す管理画面・データベース・追加部品と、別の場所に残るサーバー画面・メール・フォーム受信の比較
なくなるのは公開サイト上の入口です。サーバーやメールのログインは残ります。

更新は、原稿を渡すか、指示で直す

管理画面を開かなくても、休診のお知らせは載せられます。よくあるのは、次の2つです。

  1. 原稿を渡して公開してもらう。 「来月の休診は10日です」と送る。制作側がページにして公開します。HTML(ページの中身を書く記述)は不要です。
  2. 自社で直したいときは、指示で差し替える。 AIへの指示で、診療時間の1行などを直す環境を足せます。公開前に、人が内容を見ます。

よくあるご質問にもある通り、通常の更新は連絡と原稿で足ります。

標準の保守では、月4記事までの公開、お知らせや軽微な修正、稼働確認、変更履歴の管理が、11,000円/月〜(税込)に含まれます。更新が多いときは22,000円/月〜で、月8記事程度が目安です。範囲の分け方は、ホームページ保守で含まれる作業に書いてあります。

自社で直す環境の初期構築は55,000円〜です。使うAIサービスの料金は別です。向く作業は、AIでホームページを自社更新できる?で分けています。

原稿を送ってページにして公開する流れと、指示で直して人が確認してから公開する流れ
管理画面を開かなくても、原稿を渡すか、指示のあと人が確認すれば公開できます。

新規で作る場合は、料金の制作が330,000円〜、小規模サイトは99,000円〜です。今の見た目を活かして仕組みだけ変える場合は、220,000円〜、小規模は110,000円〜です。文章・写真・URLは残せます。手順はWordPressから乗り換えにあります。

どんなページを載せられるかは、WordPressなしでホームページは作れる?に書いています。

ログイン画面を残した方がよいとき

次に当てはまるなら、管理画面は残した方が仕事が止まりません。ページが作れないわけではなく、自分で書く手順が、現場の仕事になっているときです。

  • 複数人が、同じ日に自分で投稿したい
  • 下書きと公開を、書く人と出す人で分けたい
  • 予約、会員、ショップが、今の管理画面と一体になっている
  • スタッフが、毎日ログインして空室やシフトを載せている

先の内科には当てはまりません。送るのは、休診の文だけです。年に一度、パスワードを思い出すためだけに開いているなら、その画面は仕事の道具になっていません。

例えば、スタッフ4人が毎日自分の原稿を入れる現場では、ログイン画面がないと掲載が止まります。向きはWordPressのメリット・デメリットに整理してあります。

予約がWordPressの中だけで動いているときは、画面を外す前に、予約の行き先を決めます。見た目だけ移して、受付が止まることがあります。

1人が月2回お知らせを出すならログイン画面を置かず、複数人が毎日自分で投稿するなら残す判断
月2回、1人なら置かない選択があります。毎日、複数人なら残します。

相談の前に、3つだけ書く

  1. 誰が、月に何回、管理画面を開いているか。 パスワードを最後に使った時期も書きます。
  2. 患者やお客様がログインする機能があるか。 予約、会員、ショップの有無です。
  3. 残したいページのアドレス。 検索や名刺に載っているURLです。

3つ揃えば、画面を置かない案と、今の管理画面を整えて続ける案のどちらが近いかが見えます。分からない項目は空欄で構いません。

サービスでは、少人数で更新を任せたいサイトと、多人数が管理画面で書きたいサイトを分けています。

運営

作村 景理

SONOSVIEW代表。エックスサーバー勤務を経て独立し、Webサイトの制作と、公開後の保守をしています。

運営者情報

今のログインの使い方を教えてください。

管理画面を月に何回開いているかから、残す案と置かない案を分けます。見積もりは無料です。