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ホームページ公開後に起きること|更新と、開かないときの確認順
ホームページを公開したあと、最初に多い連絡は新しいページの依頼ではありません。営業時間の1行と、「ページが開きません」です。
開かないときは、文章を直す前に、自分の画面だけか、サイト全体かを分けます。社内のWi-Fiだけつながらず、スマホでは開くこともあります。
この記事では、更新の頼み方と、開かないときの確認順を書きます。
公開後の連絡は、文章の更新と表示の不具合に分かれます
公開から1週間ほどで届く依頼は、だいたいこの2つです。
1つは、書いてある内容を今の会社に合わせる作業です。営業時間、電話番号、スタッフ写真、今月のお知らせ。ページの設計は動かしません。
もう1つは、ページが表示できない、という連絡です。こちらは文章の直しではありません。先に、どこで止まっているかを見ます。
たとえば、税理士事務所の担当者が月曜の朝に「トップが真っ白です」と連絡してくることがあります。事務所のWi-Fiでは開かず、スマホの回線では普通に表示される、というパターンです。サイトは止まっていません。事務所の回線側です。
サイト側を疑って確認を始めると、回線だけで説明がつく日もあります。その切り分けがあるだけで、サーバーの設定を触る前に戻れます。

2つは同じ「保守」に見えます。作業の中身は、次のように分かれます。
文章の修正と、表示できないときの対応は別です
月額の保守には、両方の入口があります。中身は別です。
| 連絡 | 先にすること | 標準保守での位置 |
|---|---|---|
| 営業時間を18時までに | 対象ページと、正しい文言 | 軽い文章修正 |
| お知らせを1本 | 原稿と画像 | 月4記事までの公開 |
| 自分のパソコンだけ開かない | 別の回線で開き直す | サイト全体の停止ではないことが多い |
| どの端末でも開かない | 起きた時刻と画面の記録 | 稼働確認から切り分ける |
| 知らない文章に書き換わっている | 触らず、URLと時刻を送る | 変更の記録から、正しい状態へ戻す |
料金の標準保守管理は、11,000円/月〜です。月4記事まで、軽い修正、サイトが開いているかの確認、変更の記録が入ります。月額の内側と外側は、保守に含まれる作業に分けて書いています。
表示できないときの確認を、新しいページの制作と同じ見積もりにはしません。先に「開いているか」を見ます。開いたうえで文章が古いなら、それは更新の依頼です。
どちら側かが分かったら、表示できないときに担当者が先に見る項目へ進みます。
開かないとき、担当者が先に見る4つ
制作会社へ連絡する前に、次の4つが分かると、その後が短くなります。専門の画面は不要です。
- 別の回線で開くか。事務所のWi-Fiを切り、スマホの通信で同じURLを開きます。
- 1ページだけか、サイト全体か。トップ、会社概要、お問い合わせを順に開きます。
- いつから出ないか。今朝からなのか、先週の更新のあとなのか。
- 直前に変えたものがあるか。ドメイン、サーバー、パスワード、WordPressの更新など。
4つとも「分からない」でも構いません。分かるものだけメモに残します。

最初の1つで開いた場合は、サイト全体の故障ではありません。
自分の画面だけなら、サイトは止まっていません
別の回線で開くなら、公開しているファイルは届いています。止まっているのは、今見ている側です。
よくあるのは、事務所のWi-Fi、社内のフィルター、ブラウザが覚えていた古い画面です。古い画面は、キャッシュ(一度表示したデータを一時的に保存する仕組み)と呼ばれます。簡単にいうと、昨日のページを手元に残している状態です。
このときは、サーバーの設定を変えない方が安全です。別の端末で開いた画面を正として、社内のネットワーク担当か、回線の業者へ「このURLが社内だけ開かない」と伝えます。
どの端末でも同じように出ないときは、見る場所がサイトの外側と内側に広がります。
どの端末でも開かないとき、見る場所は4つです
自分の回線では説明がつかないとき、原因は次のどこかに寄ります。
| 見る場所 | 起きやすいこと | 最初の確認 |
|---|---|---|
| ドメイン | 期限切れ、サーバーとの結びつき(DNS)が変わった | 契約中のドメイン会社に、期限と設定変更の有無を聞く |
| サーバー | 契約停止、混雑、防御機能がアクセスを止めている | サーバー会社の障害情報と、契約状態を見る |
| ページのファイル | 更新の途中で、公開ファイルが欠けた | 直前に誰が、どのページを変えたか |
| WordPressなどの更新 | 本体や追加プログラムの更新後に、画面が崩れた | 更新した時刻と、開かないページのURL |

DNSは、ドメイン名とサーバーを結びつける設定です。ここが空だと、名前はあってもページの置き場へ届きません。
WordPress(管理画面から記事を公開する仕組み)を使っているサイトでは、更新の直後に表示が崩れることがあります。WordPressだから危険、という話ではありません。更新したプログラム同士の組み合わせが、一時的に合わないときに起きます。
HTMLのサイトでは、この種類の更新そのものがありません。その分、見る場所はファイルとサーバーに寄ります。
セキュリティで書いているとおり、変更の記録が残っていれば、問題の前の状態へ戻しやすくなります。リスクをゼロにはできません。戻せる記録があるかどうかが、止まったあとの差になります。
原因の場所が見えたら、連絡の文面も短くできます。
連絡に添えると、切り分けが早くなるもの
次の5つを、メールか問い合わせに添えてください。
- 開かないURL
- 気づいたおおよその時刻
- スマホの通信でも開かないか
- 画面のスクリーンショット
- 直前に変えたこと(なければ「なし」)
「全部開かない」だけだと、最初の作業は上の5つを聞き返すことになります。5つが先にあると、回線の問題か、サイト側の問題かを先に分けられます。
知らない文言に書き換わっているときは、そのページを自分で消したり、上書きしたりしないでください。消すと、何が変わったかの跡も消えます。URLと時刻を送ってもらう方が、戻す作業は早くなります。
表示が戻ったあとで、次の3つを決めておくと、同じ迷いが減ります。
公開から1か月で、決めておくこと
急いで全部を契約書にする必要はありません。次の3つだけ、担当者の間で揃えます。
- 文章の更新は、誰が原稿を送るか。営業時間のような1行は、ページのURLと正しい文言を1通にまとめます。
- 開かないときの連絡先は、社内の誰か。担当者が不在でも、URLと画面を送れる人を1人決めておきます。
- ドメインとサーバーの契約が、誰の管理画面にあるか。期限の連絡が、退職した人のメールに届いていることがあります。
この3つが分かると、月額の中で回る更新と、表示の確認が分かれます。サービスの保守は、原稿の公開と、開いているかの確認を同じ契約の中に置いています。新しいページを足す作業は、別の見積もりです。
表示が戻ると、依頼はまた営業時間の1行に戻ります。その静かな状態が、公開後としては正常です。
まずは、開かないURLを別の回線で開き直してください。開くなら、社内の回線側を見ます。開かないなら、URL、時刻、画面の記録を添えて連絡してください。月額に入る作業の範囲は、保守に含まれる作業とあわせて確認できます。