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ホームページ制作会社の選び方。安い見積もりだけで決めない
制作会社は、見積もりの安さだけでは選べません。公開後に誰が文章を直すかと、その作業が見積もりに入っているかで、1年後の手間が変わります。
たとえば工務店が、ページ数だけを見て一番安い会社に頼んだとします。公開後、施工事例を1件足すたびに別料金でした。金額の行には、その作業が書いていなかったのです。
この記事では、金額の次に見る判断の順番を整理します。
なぜ、いちばん安い見積もりだけでは選べないのか
たとえば、地域の工務店が初めてホームページを外注するとします。これは想定の話で、金額は相場のデータではありません。目的は、施工事例を載せることと、電話での問い合わせでした。
3社の見積もりは、15万円、40万円、80万円でした。ページ数は、どれも5ページ前後です。担当者は、ページ数が同じなら仕事も同じだと考え、15万円の会社に頼みました。
公開は、予定どおり終わりました。翌月、終わった工事の写真を1件足そうとしたら、別料金でした。電話番号の修正も、1回ごとに請求が来ます。
3か月後、作った人からの返信が遅れ始めました。見積もりには「公開まで」とだけあり、公開後の更新は別だったのです。高い見積もりにも、撮影と原稿が入っているだけで、月ごとの更新は入っていないことがあります。
安い会社が悪い、という話ではありません。金額の行と、公開後の作業が、見積もりの中で分かれていなかったのです。
現場で起きるすれ違いは、だいたい次の3つです。
- ページ数が同じだから、同じ仕事だと思う。 原稿を書くか、写真を撮るか、公開後に直すかは、ページ数に出ません。
- 初期費用だけを並べる。 1年で直す回数まで足すと、金額の順番が入れ替わることがあります。
- 作った人に、公開後も頼めると思っている。 制作だけの契約だと、連絡の窓口が残らないことがあります。
どれも、担当者が急いでいたから起きるのではありません。見積もりの1行が、「公開まで」で止まっているときに起きます。
金額の幅そのものは、制作費用の相場に分けて書いています。ここでは、その金額を出した会社をどう比べるかを見ます。
依頼する前に、自社で決めておくことは何か
見積もりを頼む前に、条件を3行にしておくと、会社の返事が比べやすくなります。空欄のまま頼むと、A社は原稿作成込み、B社は支給が前提、という別々の見積もりが並びます。総額を並べても、仕事の範囲が違うので、高い安いは判断できません。
決めておくのは、次の3つです。
- サイトで何を達成するか。問い合わせ、採用、会社案内のどれが先か。
- 公開後に、誰が文章を直すか。社内の担当者か、制作会社か。
- 原稿と写真は、今あるか。ないなら、誰が用意するか。
工務店の例なら、「施工事例を月1件。事務が写真と文章をメールで送る」まで書けていれば足ります。原稿は自社で書く、と添えると、各社は同じ条件で返事を書けます。
これは、分厚い仕様書ではありません。目的、更新する人、手元にある素材。この3行があるだけで、総額の比較が意味を持ち始めます。
3行が揃ったら、次は返事の読み方です。金額の桁が違っても、見る場所は同じです。
見積もりのどこを見ると、会社の違いが分かるか
返事を読んだとき、金額の行より先に見るのは、質問への答え方です。作業の範囲を書き分けている会社は、比べられます。ページ数と総額しかない見積もりは、まだ比べる段階にありません。
| 確認すること | 比べられる答え | まだ比べられない答え |
|---|---|---|
| 公開後の更新 | 月に何回まで、誰の原稿で、何が別か | 「公開後もサポートします」だけ |
| 原稿と写真 | 支給か、作るか、直す回数 | 「おまかせください」だけ |
| 仕組み | 誰が管理画面を使うかまで書いてある | 「今はこれが主流です」だけ |
| 連絡 | 公開後の窓口と、返事の目安 | 担当者の名前がない |
WordPress(管理画面から記事を書いて公開する仕組み)を勧めること自体は、問題ではありません。複数人が各自で投稿するなら、管理画面がある方が合うことがあります。少人数で、更新は制作会社へメールするなら、管理画面がなくてもページは増やせます。
見るのは、流行ではありません。公開後に誰が直すかです。判断の分け方は、WordPressを続けるかに書いています。

相場の数字と、見積もりで聞く項目の一覧は、制作費用の記事にまとめています。同じ質問を各社へ出すと、総額の差の理由が見えます。
公開したあとの窓口と、データの残し方
制作が終わったあとに残るのは、サイトそのものと、直したいときの連絡先です。窓口が担当者個人のメールだけだと、その人が異動したときに止まります。会社としての連絡先と、直せる範囲が、契約に残っているかを見ます。
月額に入る作業と入らない作業の線は、保守の範囲で分けています。選ぶ段階では、その線が一行でも書いてあるかを見れば足ります。
データの残し方も、金額の行には出ません。デザイン、文章、写真、ページのファイルを、誰が持っているか。次に制作会社を変えるとき、これがないと、同じサイトをもう一度作り直すことになります。
公開直後に起きやすいのは、文章の修正と、ページが開かない連絡です。切り分けは、公開後に起きることに書いています。選ぶ段階では、「開かないとき、誰に連絡するか」が書いてあるかを見ます。

窓口とデータが見えたら、相談のときに先に伝えることをまとめます。
SONOSVIEWへ聞くときに、先に伝えること
当方へ相談いただくときは、次の3つが分かると、見積もりの前提が揃います。3行のメモがあれば、ページ数の前に、更新の入り方から提案できます。
- サイトで先に達成したいこと
- 公開後に、社内で直すか、依頼するか
- 原稿と写真が、今あるか
料金の新規制作は、330,000円〜です。小規模サイトは99,000円〜です。どちらも税込で、ページ数や機能によって個別の見積もりになります。
2026年10月9日時点の掲載です。最新は料金ページを確認してください。
標準の保守管理は、11,000円/月〜です。月4記事まで、軽い修正、サイトが開いているかの確認が入ります。原稿を一から書く作業や、新しいページは別です。詳細はサービスに書いています。
小規模の99,000円〜は、通常の330,000円〜より作業範囲を絞った起点です。何ページまでかは、料金ページに上限としては書いていません。ページ数と原稿の有無を聞いたうえで見積もります。
さらに費用を抑えた制作の相談も受けています。金額は、内容を聞いてから出します。
進め方は、導入の流れのとおりです。最初の相談で、目的と更新する人を聞き、見積もりの範囲を分けます。
次にすることは、3行のメモを書くことです。目的、誰が直すか、原稿と写真の有無。それがあれば、複数社への見積もりでも、こちらの相談でも、同じ条件で返事がもらえます。