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WordPressの静的化にかかる費用。残せるものと、別料金になるもの
WordPressを静的なHTMLへ移す費用は、見た目を残すか、作り直すかで入口が変わります。
ある税理士事務所は、記事が40本ありました。ログインは月1回で、予約機能はありません。
文章・写真・URL・デザインを活かす変更は220,000円〜です。小規模サイトは110,000円〜。作り直す場合は、別の制作費です。
静的化の費用は、何を残すかで分かれる
WordPress(管理画面から記事を書いて公開する仕組み)の静的化は、管理画面とデータベースを外し、完成したページ(HTML)として公開し直す作業です。HTML化と呼ばれることもあります。
先に見るのは、総額の平均ではありません。見た目を残すか、ページを作り直すかです。金額はSONOSVIEWの料金で、税込です。制作会社ごとの相場ではありません。
| 作業 | 入口 | 向く状態 |
|---|---|---|
| 文章・写真・URL・デザインを活かして移す | 220,000円〜。小規模サイトは110,000円〜 | 今の見た目で足りる。直したいのは更新の手間 |
| 見た目から作り直す | 新規・リニューアル制作 330,000円〜。小規模は99,000円〜 | 構成やデザインも古い |
| 公開後の更新 | 標準保守 11,000円/月〜。月4記事まで | 原稿を渡して載せたい |
税理士事務所の例では、デザインの不満はありませんでした。怖かったのは、本体やプラグイン(機能を足す追加プログラム)の更新です。この場合、作り直しより、仕組みだけ移す見積もりが先です。
やめる気持ちの整理は、やめる前に確認する5つに分けています。この記事は、移すと決めたあとの費用と、残る範囲です。
金額の次に、その範囲に何が含まれるかを見ます。
残せるのは、文章・写真・デザイン・URL
WordPressから乗り換えでは、文章、写真、ページの並び、デザイン、URLを、可能な範囲で持っていきます。検索から開かれている記事も、同じアドレスのまま残せます。
税理士事務所なら、次が残る対象です。
- 事務所案内、料金、相談の流れなど、固定ページの文章
- 過去の解説記事と、記事内の写真
- 今の配色、余白、ロゴの扱い
- 名刺や検索結果に出ているURL
管理画面の「新規投稿」はなくなります。記事そのものが消えるわけではありません。40本あっても、同時に書く人がいなければ、ページとして残せます。本数より、誰がログインしているかが先です。

住所をまとめて新しくすると、これまでの記事へ戻りにくくなります。残すURLと、統合するURLは、見積もりの前に分けておきます。
残るものと、仕組みごと外れるものは別です。
ログイン、予約、会員は、ページと一緒には残らない
静的化で外れるのは、管理画面の内側で動いていた機能です。文章を移しても、その機能は自動では続きません。
| 今あるもの | 静的化のあと | 見積もり前の確認 |
|---|---|---|
| 管理画面ログイン | 公開サイトには置かない | 誰が、月に何回入っているか |
| 予約・会員・ショップ | サイト内には残らない | 外部サービスへ出せるか |
| プラグインの更新 | その更新作業はなくなる | 表示を支えている部品か |
| お問い合わせ | フォームやメールで継続できる | 送信先と、必須の項目 |
| コメント欄 | 原則として残さない | 問い合わせに置き換えられるか |
税理士事務所には予約がありませんでした。フォームの項目は、氏名、連絡先、相談の種類の3つです。この程度なら、ページの移し替えと別に、送信の仕組みを付けられます。
反対に、診療の予約がWordPressの中だけにある医院では、ページを先に移すと受付が止まります。その場合は、予約の行き先を決めてから費用を見ます。機能が本体なら、静的化を急がない判断もあります。

機能の行き先が決まると、金額が1本にならない理由が見えます。
小規模と、ページが多い場合で金額が分かれる
220,000円〜と、小規模の110,000円〜は、サイトの格ではありません。持っていくページの量と、デザインをどこまで触るかの差です。
小規模の入口は、トップ、案内、サービス、アクセス、お問い合わせ程度を想定しています。解説記事が数十本ある、見た目も変える、予約を外へ移す。このどれかが入ると、110,000円〜では収まりません。
税理士事務所の40記事は、文章としては残せます。ただし、1ページずつ中身を確認し、同じURLで公開する作業は、5ページの会社案内より多くなります。ここは個別見積です。大幅なデザイン変更、多数のページ、特殊機能も、料金では個別見積と書いています。
移したあとの更新は、初期費用とは別です。
- 標準保守は11,000円/月〜。月4記事まで、軽い修正、稼働確認、変更履歴が入ります。
- 記事の公開は、いただいた原稿と画像をページにする作業です。一から書く作業は入りません。
- 自社で直す環境を足す場合、AI更新環境の初期は55,000円〜です。使うAIの料金は別です。
- ページを大きく足す作業は、11,000円〜/ページが入口です。

初期の220,000円〜だけを、今の保守の月額と並べないでください。移す案は初期が先に出ます。残す案は、本体やプラグインの更新が月額に残りやすいです。比べる単位は、これから1年です。
見積もりを1枚にするためには、残すリストが要ります。
見積もりの前に、残すものと外すものを分ける
相談の前に、次の4行があれば、入口の金額を切り分けられます。空欄があっても始められます。
- 残すページ。 固定ページと、検索から開かれている記事のURL。
- 残す見た目。 今のデザインのままか、作り直すか。
- 外す機能。 予約、会員、ショップ、コメントの有無。
- 更新する人。 月に何回、誰が原稿を渡すか。
4の答えが「複数人が毎日、管理画面で書く」なら、静的化は合いにくいです。ログインを残す理由が、仕事の本体だからです。月1、2回の原稿なら、管理画面を外しても更新は続きます。
サービスでは、少人数で更新を任せたいサイトと、多人数が管理画面で書くサイトを分けています。どちらが正しい、という記事ではありません。税理士事務所のように、記事は多くてもログインが月1回なら、見た目を残す移し替えから見積もれます。